麦草峠

長野県茅野市,南佐久郡八千穂村; 2001年7月20日撮影


茅野から国道299号線メルヘン街道を麦草峠へ。別荘地の中を淡々と登ります。暑さにいいかげ
んうんざりしてきたころ,標高は2000mに近づいてあたりは高山の雰囲気に。陽射しは強いが,
風はひんやりと心地よい峠道。
 

麦草峠付近 7月20日撮影

  正面に縞枯山を仰ぎ見ながら

あたりは亜高山針葉樹林帯に。カラマツやシラビソなどの天然林である。標高2100mの標識を
過ぎると道は次第に平坦になってくる。峠まであと少し!
 

テガタチドリ (手形千鳥) Gymnadenia conopsea
  

   ラン科テガタチドリ属

深山から高山の草原に生える多年草。高さ30〜50cm程度。地中に手の形をした多肉根があり,
和名の由来となっている。葉は互生し,広線形。茎の先に穂状花序を出し,多数の淡紅紫色の花を
咲かせる。
 

ハクサンフウロ (白山風露)  Geranium yesoense var. nipponicum
 フウロソウ科フウロソウ属

高原や高山の草地に生える多年草。高さ30〜80cmになる。紅紫色の花は径2.5〜3cm。
花弁の基部に白い軟毛がある。
 

ヨツバシオガマ (四葉塩竃) Pedicularis chamissonis var. japonica
  ゴマノハグサ科シオガマギク属

高山の草原に生える高さ20〜50cmの多年草。葉は4枚が輪生し,羽根状に深裂する。茎の先
に4個づつ輪生する花を数段つける。花冠は紅紫色だが,淡いものや白花もある。
 

  麦草峠

峠付近は原生林が途切れてクマザサやイネ科の植物が繁る原っぱになっている。テガタチドリ,フ
ウロソウ,マルバダケブキ,ヤナギラン,ヤマオダマキ,秋口にはオヤマリンドウなどなど,種類
豊富な草原の花が楽しめる。シーズン中は麓の茅野駅と佐久平駅から,それぞれ一日2便程度のバ
スの便がある。
 


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