霧ヶ峰・春 その2

長野県茅野市,諏訪市; 2001年6月5日撮影


車山肩からドライブインのある「霧ヶ峰」エリアを通過し,沢渡(さわたり)バス停付近から山道
に入ります。自転車牽きひき御射山ヒュッテへ。コナシの木と花を撮っているうちに,ついに雨が
降ってきました...
 

白樺湖付近〜霧ヶ峰高原 6月5日撮影

 このあたりのピーク,ビーナスライン・車山肩付近。

今は下草も伸びておらずさっぱりしている。シダの葉芽とそこかしこにスミレの花,そして・・・
 

ハルザキヤマガラシ (春咲山芥子)  別名 フユガラシ,セイヨウヤマガラシ
  アブラナ科ヤマガラシ属

欧州原産の帰化植物で,各地の河原などに群生する。高さ30〜40cm。平地では5月頃に咲く
ことから,ハルザキの名がある。ここ車山から霧ヶ峰にかけてもだいぶはびこっている,日本在来
種を脅かす侵入者である。食べて美味いならば,山菜狩りの対象にもなるのだが。
 

ズミ (酸実) Malus sieboldii  別名 コナシ (小梨)
  

 バラ科リンゴ属

山地や河原,湿原の縁に生える落葉小高木。初夏にリンゴの花に似た白い花を枝先に束状につける。
花弁は薄桃色〜純白で5弁。秋に径数mmの赤橙色の実が熟す。実は果実酒などに。
 

 車山と山頂の気象レーダー
 

ヤマザクラ (山桜) Prunus jamasakura
 バラ科サクラ属

山中に生える落葉高木。高さは20m以上に達するが,これは車山肩の展望台付近に生えていた1
mくらいの幼木。新葉は茶褐色を帯び,花とほぼ同時に伸びる。5枚の花弁は先端がへこむ。ソメ
イヨシノのように「ボンボリ」状にはならず,パラパラと咲く。
 

 カーブを2ターン,「霧ヶ峰」エリアへ
 

ズミ (酸実) Malus sieboldii  別名 コナシ (小梨)
  

   バラ科リンゴ属

よく似た白い花をつける木にエゾノコリンゴがあり,この付近にもズミと混生しているらしい。こ
れがそうかもしれないが,シロート目には区別つかない。
ズミの別名はコナシ。上高地にも多く自生し,小梨平という地名にもなっている。
 

 御射山ヒュッテ付近

このあたりはレンゲツツジの群生地として有名だが,残念ながらご覧のとおりのまだツボミ。しか
も雨が降り出してきた...おまけにメモリカードの残量が...
 
 

オオヤマフスマ (大山衾) Moehringia lateriflora  別名 ヒメタガソデソウ
  ナデシコ科オオヤマフスマ属

山地や草原に生える小型の多年草。高さ10〜20cm,さしわたし10mmに満たない白い小さ
な5弁花をつける。
 

ニリンソウ (二輪草) Anemone flaccida
   キンポウゲ科イチリンソウ属

山野の草地や林内にはえる多年草。高さ15〜30cmくらい。茎葉は柄がなく3枚輪生し,間か
ら普通2本の柄を出して先端に径1.5〜2.5cmの白い花をつける。白い花びらに見えるのは
萼片で,5個から6〜7個ある。
和名のニリンソウは一株が2個の花をつけることによるが,1個ないし3個のこともある。
 

ホソバノアマナ (細葉甘菜) Lloydia triflora
  ユリ科チシマアマナ属

山地の木陰や林内に生える多年草。高さ15〜20cm。茎・葉は細く繊細で,茎の先端に2〜4
個の白い花をつける。花は2cmほど,緑色のスジがある。
 

オドリコソウ (踊子草) Lamium album var. barbatum
   シソ科オドリコソウ属

ヤブや道端の草むらに群生する多年草。高さ30〜50cmほど。葉の付け根に3cm程度の淡紅
色〜クリーム色の唇形の花を数個つける。花の「上唇」には毛がある。花の形が笠をかぶった踊り
子にみえるところから,オドリコソウ。
 


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