乗鞍高原・早春 その1

長野県南安曇郡安曇村乗鞍高原; 2001年4月28日,5月4日撮影


この時期,春まだ浅い乗鞍高原は桜も新緑もまだ。あたり一面冬枯れのモノトーン。しかし,足元
を良く見てみると...
 

乗鞍高原温泉ユースホステル・ファミリーロッヂ 4月28日撮影

フクジュソウ (福寿草) Adonis amurensis
   キンポウゲ科フクジュソウ属

山麓の林床など木陰に生える多年草。高さ15〜30cm。花は黄色で径約4cm。
建物脇に自生していた。花期が早く,このあたりでも雪が解けたあとにすぐ咲き出す。木々が芽吹
き,下生えの植物が生長を始めるまでが,この植物にとっての勝負のとき。黄色い花はパラボラア
ンテナのように太陽光線を集めて温度を上昇させ,早春に凍えた虫たちを呼び込むという。
 

ワスレナグサの仲間 (園芸品種) Myosotis sp.
  ムラサキ科ワスレナグサ属

ワスレナグサの仲間にはヨーロッパやアジアの亜寒帯に広く分布するものがあるが,これは野生種
ではなく園芸用品種のようだ。花壇に植えられたもの。
 

ショウジョウバカマ (猩々袴) Heloniopsis orientaris
  ユリ科ショウジョウバカマ属

建物脇の花壇に。植えたもののようだが,もともと山野の湿ったところや渓流沿いに生える多年草。
早春の一時期に見られる花。
 

サクラソウの仲間 (桜草,園芸品種) Primura sp.
   サクラソウ科サクラソウ属

バス停脇の花壇に。
 

スイセンの仲間 (水仙,園芸品種) Narcissus sp.
  ヒガンバナ科スイセン属

乗鞍ユースの建物の裏手に。乗鞍高原一帯,あちこち水仙を植えている。
 

乗鞍高原温泉ファミリーロッヂ 5月4日撮影

リュウキンカ (立金花) Caltha palustris
  

   キンポウゲ科リュウキンカ属

ロッヂの中庭にて。早春の花,リュウキンカ。沼地や湿地に生える多年草。雪解け直後から咲き始
める。花の時期,高さは20〜30cmほどになる。茎が直立し金色の花が咲く,というところか
ら立金花。黄色い花は,花びらではなく萼片が変化したものである。
 

キクザキイチリンソウ (菊咲一輪草) Anemone pseudo-altaica  別名 キクザキイチゲ
  

 キンポウゲ科イチリンソウ属

建物脇に自生していた。どこからかタネが飛ばされてきて根付いたらしい。
山地の林の中などに生える。高さ20cmほど。茎葉は3枚輪生し,茎の先に淡紫色または白の花
を1つ開く。白い花は花びら状の萼片で10〜13個,花弁ではない。
 


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