奥多摩・五日市 2000

東京都立川市,あきる野市,西多摩郡檜原村,奥多摩町; 2000年4月4日,5月14日撮影


4月。桜も満開になりました。明るい陽射しに誘われるように,奥多摩ツーリング。今年も自転車
シーズン,幕開けです。
 

4月4日撮影

  

左:菜の花畑,あきる野市付近
中:山里にも桜の便り,五日市付近
右:ここまでくると桜もまだつぼみ,檜原村人里(へんぼり,と読む)付近

平地では桜も散りかけ,菜の花が咲く。山に近づくにつれ,桜が満開〜5分咲きに。さらに奥へ分
け入ると...

実は今回のツーリング,デジカメ初運用。左の写真は記念すべき一枚目。どうでもいいことですが。
 

  ウメの花。数馬(かずま)にて

檜原街道最奥の集落,数馬。枝垂れ桜を植えている家が多い。見頃はあと1週間くらい先。あたり
の山々が新緑に彩られるのもまだちょっと先。
 


奥多摩ツーリング第二弾。お目当ては,地場の山菜。街道沿いに売店が出ます。4月末からゴール
デンウィークの連休がシーズンですが,奥へ行くほど気温が低くなるので遅くまで楽しめるようで
す。新緑の山を眺めながら,奥多摩一周。
 

5月14日撮影

  屋敷森。五日市街道,立川市砂川付近

多摩地区の旧青梅街道,五日市街道沿いの地域は,江戸時代に玉川上水や野火止用水といった水路
とともに新田開発によって拓かれた。冬場は特に北風が強いので,農家は敷地の周囲にケヤキなど
を植えて防風林とした。そのケヤキが現在では幹周り数メートルの巨木になっている。

...しかし。御多聞に漏れず屋敷森の巨木は「開発」とともに次々と姿を消し,旧青梅街道筋で
は小平市の神明神社付近にその痕跡をわずかに残すのみ。旧青梅も五日市もかつては森閑とした街
道だったけど,十数年前のバブル経済期以降の変わりようは凄まじい。
 

 雨上がり

五日市市街を抜け,いよいよ山に分け入る。
植林された杉林をゆく。今は花粉症のせいで悪者扱いされているが,20年も前はそんな話はほと
んど聞かなかった。杉林は昔からあったはずだが...排ガスだかディーゼルの粉塵だか,ここ数
年のさばってきた共犯がいるはず。ゼッタイ。
 

シャガ (射干) Iris japonica
   アヤメ科アヤメ属

山地の林内や斜面の湿ったところに群生する常緑の多年草。葉は長さ30〜60cmほどで光沢の
ある剣形。花茎は高さ30〜70cmほど,上部で枝分かれして径5〜6cmほどの淡青紫色の花
を多数咲かせる。外花被片3個は倒卵形で縁に切れ込みがあり,橙色の斑点がある。内花被片3個
はやや小さくて先端は2裂。根茎が長い走出枝を出して増える。和名はヒオウギの漢名射干(しゃ
かん)からとったもの,という。

暗く湿った林のなかにぽつぽつ咲く様子は,美しいというより不気味な気配が漂う。
 

ヤマフジ (山藤) Wisteria brachybotrys
  

  マメ科

山地の林内にはえるつる性の木。つるは他の樹木に巻きついて長く伸びる。巻き方は左巻きで,右
巻きのフジと区別される。葉は羽状複葉で長さ20〜30cm以上,長さ3〜10cmの先の尖っ
た楕円形の小葉が5〜10対ある。花穂は葉の開くころ出て,30〜40cmに垂れ下がって薄紫
色の蝶型花を同時に咲かせる。
 

 雲がたなびく

深山の趣き。午後遅く,谷筋はもう薄暗い。
 

   山里にて

新緑の頃。そろそろ畑にも春蒔きの野菜が。
 

  数馬付近

5月も半ばになると,山里も様々に彩られる。天気が悪く,光量不足がちょっと残念。
 

 集落を抜け,山越えにかかる

  夏の雲

奥多摩周遊道路に入り,風張峠を越えて奥多摩町へ抜ける。生暖かい風が吹き,にわか雨がぱらつ
く。山にはガスが立ち込め,高山の雰囲気。空には夏の雲,積乱雲が浮かぶ。
 

  風張峠

桜やツツジが植えられている...野生のヤマザクラやミツバツツジも風情があって良いのだが。
峠を越えてしばらく行くと,視界が開けて奥多摩・奥秩父の山並みと眼下に奥多摩湖。
 

 月夜見第一駐車場

小河内ダムを見下ろす展望台は,八重桜が満開だった。
 

 ふきとヤマウド

今回のエモノ。5月も半ばに近くなると,やはり山菜はもうおしまい。かなり奥まった檜原村上川
乗の売店で,なんとかこれだけ手に入れました。ウドの葉は天ぷらに,若芽は味噌汁に,根はキン
ピラや味噌つけてそのまま齧るも佳。
 


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