奥多摩・五日市 2002 part 3

東京都西多摩郡奥多摩町,檜原村; 2002年4月20日撮影


ゴールデン・ウィークの山岳ツーリング本番を控えて,リハビリ総仕上げ。早春の山の花も,総仕
上げ。本日運転の快速おくたま5号は,いつもとは逆に青梅から奥多摩先回り。帰りは,檜原村上
川乗の「いつものトコロ」で山菜をゲット...ひひひ。
 

4月20日撮影

  鳩ノ巣渓谷

新緑も,かなり濃くなってきた。いつもの年なら,芽吹きがようやく始まる頃。ヤマザクラが山肌
にたなびく霞のように咲いているのだが。
 

  奥多摩周遊道路

道端には黄色いヤマブキ。道路の両サイドには黄金色があふれ返る。なんか,ゴージャス気分。

…ひっひっひ,越後屋の。ワシはこのヤマブキが大好きでのう...
…お,お代官さま。そ,それはちょっと違うのでは?

自転車で山登りしていると,なぜかツマラナイこと考えてしまう。アタマんなか,渦をまく。
ランナーズ・ハイだろうか,酸欠だろうか。 ...やば。

しかしふと気づくと,足元にはスミレがたくさん。ほとんどは青紫色のタチツボスミレだが,他に
も白いの,紫の。花だけ眺めていてもなかなか区別できない。葉もチェックしないと。
 

ケマルバスミレ (毛丸葉菫) Viola keiskei form. okuboi
  スミレ科スミレ属

山野のやや乾いた林下に生える多年草。葉は丸く径2〜3cmで基部は心形,縁にあらい鋸歯があ
り,葉面や葉柄に毛が多く生える。高さ5cmほどの花茎の先に径2〜2.5cmほどの花を咲か
せる。花弁は白くてまるく,唇弁には紫色のスジがある。無毛のものをマルバスミレという。
 

ツボスミレ (坪菫) Viola verecunda  別名 ニョイスミレ
  スミレ科スミレ属

山野の湿ったところに生える多年草。高さ10〜15cmほど。葉は根生または茎につき,長さ2
〜3cmの心形で裏面は紫色を帯びる。花は白く径1cmほど,唇弁には紫色のスジがある。
 

タチツボスミレ (立壷菫) Viola grypoceras
 スミレ科スミレ属

山野に普通に見られる多年草。高さ10cmほどだが,花の後にさらに伸びて30cmくらいにな
る。根生葉は柄を持ち,径1〜4cmほどの丸い心形。花は径1.5〜2.5cmで青紫〜淡い紫
が多いが,変化に富む。唇弁に紫色のすじがある。
 

オカスミレ (丘菫) Viola phalacrocarpa var. glaberrima
   スミレ科スミレ属

山地や丘陵の日当りのよい場所に生える多年草。高さ10〜15cmほど。葉は卵形ないし長卵形
で,長さ3〜5cmほど,基部は心形になる。花は濃い紅紫色で径1.5〜2cm。花の色や葉の
形には変化が多い。葉や花柄,萼片などに毛があるものは,アカネスミレという。
 

ナガバノスミレサイシン (長葉ノ菫細辛) Viola bissetii
  

   スミレ科スミレ属

山地の林下に生える多年草。葉は長さ5〜10cm,幅3〜5cmの三角状披針形で基部は深い心
形,表面には光沢がある。高さ10〜15cmほどの花茎の先に,径2〜2.5cmほどの淡紫色
の大ぶりの花を1個咲かせる。唇弁には濃紫色のスジがある。関東以西の太平洋側に分布する。和
名は,根を鎮痛・咳止めの漢方薬として用いる細辛(ウスバサイシン)に葉が似ていることに由来
する。
 

ヒトリシズカ (一人静) Chloranthus japonicus  別名 ヨシノシズカ
  センリョウ科センリョウ属

山地の林内に生える多年草。高さ10〜30cmほど。茎の下方,節にウロコのような鱗片状の葉
を対生してつけ,上部には大きな4枚の葉が偽輪生状(対生だが,間が詰まって輪生状に見える)
につく。上部の葉は楕円形で長さ3〜6cm,暗緑色でつやがある。4月頃,茎の先に1〜3cm
の穂状花序を1つだす。花弁はなく,雄しべが分かれた3本の花糸が水平に伸びる。和名の一人静
は1本だけ出る花穂を静御前の舞い姿にたとえたもの,別名の吉野静は吉野山に舞う静御前の姿に
見立てたものという。
 

ヤマブキ (山吹) Kerria japonica
  バラ科ヤマブキ属

山地の斜面などに群生する落葉低木で,観賞用として栽培もされる。高さ1〜2mで分枝して繁る。
枝は緑色,三角状卵形の葉を互生させる。葉柄は長さ1〜2cm,葉は深緑色で長さ3〜10cm,
裏面で隆起する葉脈が目立つ。葉の基部は丸く,先端は尖る。春,葉腋から出る短枝の先端に黄金
色で5弁の花を開く。花は径3〜4cmで平開し,おしべ多数。
 

ミツバツツジ (三葉躑躅) Rhododendron dilatatum  別名 イワツツジ
  

 ツツジ科ツツジ属

暖地に生える落葉低木。関東以西の太平洋側山地に分布する。高さ1.5〜2m。春先に,葉より
も先に紅紫色の花を咲かせる。花は枝先に2〜3個付き,花冠は径3〜4cmで深く5裂する。お
しべ5本。花の時期の葉芽が3本立ち上がって見えるところからミツバツツジ,また,険しい岩場
にも生えるところからイワツツジとも呼ばれる。

奥多摩周遊道路,最高点風張峠付近にて。
 

イカリソウ (錨草) Epimedium grandiflorum var. thunbergianum
  メギ科イカリソウ属

高さ20〜40cm,葉は卵形で縁に刺状の鋸歯があり,長さ5cm程度。茎の先に花序を出し,
紫〜淡紫色の花を数個下向きにつける。花には4枚の花弁に長さ約2cmの長い距があり,四方に
広がり弓形に曲がる。その様子が船のイカリに似ているところから,イカリソウの名がついた。白
花のものは,シロバナイカリソウ。

檜原都民の森にて。
 

シロバナエンレイソウ (白花延齢草) Trillium tschonoskii  別名 ミヤマエンレイソウ
  ユリ科エンレイソウ属

山地のやや湿り気のある林内に生える多年草。高さは20〜40cm,葉は3枚輪生し広卵形で長
さ・幅ともに20cm近い。茎の先端から花柄を出し,外花被片3枚は緑色,内花被片3枚は白の
花びら状で長さ2〜3cm。

檜原都民の森にて。
 

シラネアオイ (白根葵) Glaucidium palmatum
   キンポウゲ科シラネアオイ属

雪の多い深山に生える多年草。高さ20〜40cmくらい。茎葉には柄があり,茎の上部に互生し
てつく。葉は長さ幅とも20cmほど,てのひら状に7〜11裂する。花は径7cmほど。花びら
のように見えるのは萼片で,淡紅紫色で4個あり花弁はない。和名は日光の白根山に多く,花がタ
チアオイに似ていることによる。1属1種の日本特産種。

都民の森にて。やばい。もう暗くなってきた...店まだ開いているかな。山ウド,まだあるかな。
 


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