山の友人たち

山の中で出会う,野生の動物たち。彼等との思いがけない出会いはうれしいもの。
でも風光明媚な山岳道路が貫いている場所は,もともと彼等の住処です。そっと,静かに通らせて
頂きましょう...

※走っている最中に,野生動物をカメラで捉えるのは至難の業。従って,それらしいもので代用し
 ている写真がありますが,あしからず。

国内編


ニホンザル
  

目撃場所:丹波山村(山梨県),上高地乗鞍スーパー林道白樺峠,安房峠付近(長野県),他

今まで,山の中で出くわした獣類では一番多い。
面白半分に餌をやる観光客のせいで人間を恐れなくなり,人里に出てきて畑を荒らす。有害獣とし
て駆除することがあるが,人に似ていて撃ちづらい...できればやりたくないもんだ。(東京・
西多摩郡檜原村にて聞いた話)
 

  ボスざるらしい

こんなところまで自転車で登って来て,どっちがサルなんだか。 …という顔をされてしまった。
蓼科山大河原峠北側トキン岩付近にて
 

ニホンカモシカ
  

目撃場所:乗鞍高原鈴蘭(長野県)

乗鞍高原温泉ユースホステルの裏の川にハマって慌てていたカモシカ。野生動物もドジを踏むこと
があるのだ。
 

ホンシュウジカ
  夕方遅く,ビーナスラインにて

目撃場所:富士スバルライン・料金所付近,富士山スカイライン・御殿場口馬返し付近,ビーナス
     ライン・三峰駐車場付近,国道299号線メルヘン街道

すっかり遅くなってしまったので,少し急ぐかと速度を上げて60kmで富士スバルラインを下っ
ていたら,道端にシカが一頭。お,っとブレーキに手をかけた瞬間,そいつがイキナリ目の前を横
切りやがった。あわや!衝突寸前。

反対側の御殿場口でも同じことをやられた。こちらは雨上がり,白昼堂々と。いったい何を考えて
いるのか,富士山の鹿。
 

ホンドギツネ
  この太いしっぽは紛れもなく,キツネ。

目撃場所:乗鞍高原鈴蘭から県道乗鞍岳線を登って最初の駐車場のあるUカーブ付近

もう辺りも薄暗くなったころ。夕焼け雲をバックにした乗鞍岳を撮影したあと,さあ,めしだめし
だとユースに帰りかけたところ。ちょっと暗くてボケ気味だが,ストロボ焚いても驚く風でもなく
自転車に近寄ってきたり。乗鞍高原温泉ユースホステルの付近にもときどき出没し,飼い犬のレッ
クス君のエサ入れをイタズラすると聞かされたが,実物を見るとは...
 

タヌキ

目撃場所:旧青梅街道,十三小通り入り口交差点(東京都小平市,さいきん温泉が出た)

田舎だとは思っていたが,やっぱり居たのか。
海浜幕張の職場から,武蔵野線の最終電車に揺られ揺られて午前0時半。新小平駅から自転車こぎ
こぎ,あと1〜2分でご自宅というところ...交差点をむくむくとした動物が渡っていた。犬に
しては背が低く丸っこい,けどネコは走るときに音は立てない。

旧青梅街道沿いには旧家(主に農家)が建ち並び,ケヤキの巨木の屋敷森が広がる森閑としたとこ
ろ。しかし10数年前のバブル期以降,屋敷森は急速に失われてしまった。ファミレスだの,サラ
金の無人CDだの。クルマも増えてやかましくなった...
 

ムササビ

目撃場所:松原湖から小海リエックスの脇を登る林道(長野県)

夜。麦草峠付近で星の観測をするため,松原湖から林道を登っていたときのこと。天気はどうか,
と空を見上げたら,頭の上を尻尾の生えた座布団が通過していった。好奇心の強い動物らしく,そ
のまま数百メートルついてきて,落葉松林に消えていった。
 

ニホンイタチ

目撃場所:嶺岡中央林道(千葉県)

見かけたのは体長2〜30cmの,まだ子供かもしれない奴。自転車に驚いて駆け出したけど,進
行方向が同じだったので振り切ることが出来ずにあせっている様子が微笑ましい。まあ,彼にして
は迷惑千万だったに違いないが。南房総は自然が豊かに残っていて,他にもタヌキ,アナグマなど
も目撃。ニホンザルもいるらしい。
 

ヤマネ

目撃場所:乗鞍某所

冬場に冬眠のため,人家に紛れ込んでくることもあるという,国の天然記念物。背中に黒いスジの
入った10cm足らずのネズミのような動物。保護されたものを見せてもらったが,縫いぐるみそ
っくり。ちなみに写真のモデルのヤマネの縫いぐるみ(右二匹)は麦草ヒュッテで,カヤネズミは
霧ヶ峰の御射山ヒュッテで入手しました。
 

アズマモグラ
  

目撃場所:林道夢の平線,蓼科山七合目登山口付近

道端に。外傷がないので,ショック死かもしれない。
このモグラ君,コウベモグラかも...現在,中部地方の地下では,関西系コウベモグラと関東系
アズマモグラの熾烈な抗争が続いていて,コウベモグラがその勢力範囲を徐々に拡大中なんだそう。
どっかの世界みたいなハナシ。
 

ライチョウ
  画面中央の岩の手前

目撃場所:乗鞍岳畳平

国の天然記念物。高山のハイマツ帯などに棲む,「大きなウズラ」のような鳥。一応飛ぶこともで
きるようだが全体に動きは鈍く,敵に見つかる可能性の少ない悪天候時に活動することが多い。こ
の習性が名前の由来とも考えられる。
 

  大雪渓付近にて

ぎやあぁぁーーー,ぐえぇぇーーーと,あまり美しくない声で叫ぶ。確かに動きは鈍く,かなり近
寄ったが逃げ出さなかった。
 

  ライチョウの夏毛(左)と冬毛(右)
 

ホシガラス
  

目撃場所:富士山五合目奥庭,乗鞍岳畳平

カラスといっても,あの真っ黒い奴ほど大きくはない。ちょっと大きめなムクドリといったところ。
焦げ茶色で白い斑点が散る,なかなかシャレた鳥。しかし,声の方はギャーギャーとムクドリよろ
しくあまり美しくはない。夏場は高山帯で,コケモモやハイマツの実をあさる。
 

キクイタダキ
 目をまわしています。

目撃場所:富士山五合目奥庭

日本一小さい鳥,と言われるキクイタダキ。五合目奥庭荘の店内を飛びぬけようとしたところが,
ガラス窓にぶち当って目を回す。奥庭荘のおっちゃんが拾って放してやったら,元気良く飛び去っ
ていった。
 

マガモ
  

 

目撃場所:乗鞍高原宮野原地区

鴨には別に山でなくても出会えますが...
春たけなわのゴールデンウィークの頃から夏場にかけて,高原や山ではウグイスのさえずりが聞け
ます。
 

サンショウウオの仲間
 

目撃場所:乗鞍ユース

ユースのマネージャー夫妻(ペアレント,という)の子供たちが卵から育てているサンショウウオ。
きれいな水のある場所にしか居ないものだが,きれいな水をふんだんに山から引いてこられるここ
では,こんなに立派に成長した。(左:6月初め,右:8月末)
 

イワナ
  

目撃場所:乗鞍高原,上高地明神池,他

乗鞍高原温泉ユースホステルの裏の川にて。5月ごろ,餌の少ない時期だったためか,うっかり餌
に飛びついて釣り上げられてしまいました。
 

オビハバヤスデ(キシャヤスデ)
   誰かの悲鳴が聞こえてきそう...

目撃場所:白樺湖ユースホステル,乗鞍高原

春先,陽射しに誘われて出てきたヤスデ君。数年に一度大発生する。体から油分を出すので,線路
の周りで大発生すると,車輪がカラ回りして列車を止めることもあるという。
 

山のホステラーさん
  招かれざる客?

目撃場所:信州某所のユースホステル館内

あ...あの。ユースホステルは会員向けの施設になっておりまして...いや,会員外の方でも
ご利用いただけますが,その際はビジター料金になる場合が...会員入会手続きは,当ホステル
でも承っておりますが...

※ホステラー = ユースホステル利用客
 

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