山の友人たち・付属昆虫館

花を撮影していると,そこに集まってきている蝶や虫も巻き添えに...もとい,ターゲットに。
この際だからチョウチョも,チョウチョ以外のものも,なんでもいきます! 

国内編


アキアカネ

目撃場所:麦草峠

平地で育ち羽化したトンボは,山に移動して一夏を過ごします。秋になると平地へ戻って産卵し,
一生を終えます。止まっているのはヤナギランの穂,奥の白い花はシシウド。
 

クジャクタテハ 学名: Inachis io
  

目撃場所:富士山五合目奥庭

ハデ目な蝶だが,さほど珍しいものではなく意外とあちこちで目にすることができる。オンタデの
花にやってきた。高地で寒いせいか,やや動き鈍し。
 

オオムラサキ

目撃場所:立石公園(上諏訪市街から霧ヶ峰方面に向かって登った中腹)

日本の国の蝶,国蝶である。大型のタテハチョウ系。クヌギの樹液などに集まる。信州一帯の標高
の低い山地の雑木林で見られるが,ここ立石公園では幼虫の食草であるエノキを植え,積極的に誘
致を図っている。
 

アサギマダラ
  

目撃場所:富士山五合目,蓼科スカイライン,乗鞍高原一帯ほか

大型の蝶で比較的高い場所をゆったりと飛ぶ。マダラチョウ系。鳥のように「渡り」をすることで
有名な蝶で,長野県でマークされたものが沖縄県の離島で再度捕獲された例がある。
 

ヒョウモンチョウの仲間
  

目撃場所:御射山付近,八島湿原方面をはじめ霧ヶ峰高原一帯

橙色の中型の蝶。クルマに当ったか,ビーナスラインの道端によく落ちていることがある。羽根の
模様の違いや大きさなど,数種類いる。

走っていて目に入るのはやはり大型の蝶,林道をツーリングしているとミヤマカラスアゲハ,コム
ラサキ(オオムラサキよりもやや小型)など。珍しいところでは春先のヒメギフチョウ。蓼科高原,
国道299号メルヘン街道にて。
 

ハナアブの仲間
 

目撃場所:いたるところ

これは花の蜜を吸う穏健派。しかし,アブの中には人を刺すやつもいる。山を走っていると,ぶん
ぶんまとわりついて離れない。振り切ろうにもこの激坂,スピード上がらない...
 

カメムシの仲間
 

目撃場所:富士山五合目

見つけても手を出してはイケマセン。手痛いしっぺ返しが待っています。
 
 

海外編 ヨーロッパアルプスにて


ヒカゲチョウの仲間 学名: Erebia epiphron
  

目撃場所:グロースグロックナー山岳道路(オーストリア)

標高2000m付近。黒くてくすんだ地味な蝶で,高山に住む種類。イネ科の植物の多い湿った場
所や,しばしば流れのそばで見られる。白昼,日向を飛ぶことはなく,日が射すと直ちに草むらに
隠れる。…そういえば,このときたしかに曇っていた。だからヒカゲチョウか。イネ科の植物コメ
ススキが食草。
 

シロチョウの仲間

目撃場所:アルブラ峠(スイス)

標高2300mを超える峠に。平地で見かけるモンシロチョウと変らない。高山だからといって特
別な種がけが棲息するわけではなく,夏の気候のよい時期は平地の蝶が「出張」してくることも多
いようだ。ただ,高山で繁殖するとなると話は別だろう。気温が低いこともそうだが,なにより蜜
の吸える花や幼虫の食草となる植物も限られてくるし。
 

シロジャノメ 学名: Melanargia galathea
  

 

目撃場所:ヴァル峠の麓(フランス)

大写しにすると尻尾のないアゲハチョウのようだが,タテハチョウくらいの大きさのジャノメチョ
ウの仲間。スカンジナビアを除くヨーロッパに広く分布する。イネ科の植物の繁み,森の外れなど
で見られるが,石灰質の山の斜面がお好み。たかっている花はケンタウレア属(キク科)のヤグル
マギク。そのほかヒレアザミ属の花にもよく来るという。
 

ルリシジミの仲間 学名: Polyommatus icarus

目撃場所:ヴァル峠の麓(フランス)

地中海から北極付近まで広く分布する。平野の草原から高山帯の草地斜面まで対応できるタフな環
境適応力を持つという。丘,荒地,湿った草地,公園,庭などを好む。食草はマメ科の植物と,こ
れまたどこにでもある物。
 

ジャノメチョウの仲間

目撃場所:ヴァル峠の麓(フランス)
 

ジャノメチョウの仲間
  

目撃場所:カイヨル峠の麓(フランス・南アルプス)
 

ハナカミキリの仲間

目撃場所:南チロルの森(イタリア)

 

目撃場所:ヴァノワーズ・ランスルブール付近(フランス)

日本にもいるな,こういうの。
 

センチコガネの仲間
 

目撃場所:クライネ・シャイデック付近(スイス)

2cmほどの青光りする黒いコガネムシ。
彼(彼女?)の目的は花ではなく,放牧されている牛のフン。しかし,いわゆるスカラベ(糞転が
し)ではない。スカラベは南仏プロヴァンス地方や地中海岸の限られた場所へ行かないと見られな
いそうだ。

ちなみにヨーロッパには,日本にいるようなりっぱなツノをもったカブトムシは住んでいない(ク
ワガタはいるらしい)。カブトムシに近くて知名度もあるのが,スカラベ。
 

キリギリス(の仲間)
 

目撃場所:ラウターブルンネン駅の裏(スイス)

 

目撃場所:カイヨル峠の麓(フランス・南アルプス)

4cmくらい。ヤブキリの仲間のようだ。アリとキリギリス,というだけあってヨーロッパにもい
るんだな。
 

マルハナバチの仲間
 

目撃場所: ヴァノワーズ・ランスルブール付近(フランス)

標高1000m程度の山地で。セリ科ハナウド属の花の上で仕事中。これだけ近寄っても怒り出す
こともない,おとなしい蜂である。
 

 

目撃場所: ボネット峠(フランス・南アルプス)

こちらはアルプスカンパニュラ(イワギキョウの仲間)の花で,せっせと蜜や花粉を集めるマルハ
ナバチ。此処はいちおう海抜2800mの高地なのだが,そんなことはまったく意に介さず(?)。
 

目撃場所: カイヨル峠の麓(フランス・南アルプス)

しかし,この体型でよく飛べるな。
 


  

目撃場所: ヴェルドンの谷(フランス・オートプロヴァンス)

道端に生えていた野生のラベンダーに。赤い水玉がド派手な,昼行性の蛾。どこにでもいる奴。
 

そのほかいろいろ...
 

目撃場所: ヴァル峠の麓(フランス)

ツルアザミとコガネムシ,ヤグルマギクとハナグモ。

ハナグモ。花の上で獲物を待ち伏せ,という発想はよいのだが,やってくるのは大型の蝶やマルハ
ナバチばかりで手が出せず...,というのは笑える。
 

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